グランドソフトボールがルイビルにやってきた夏 2

晴眼者でソフトボール(野球)を知っていれば簡単にプレーできるかと思うと大間違い。当日2試合目に1チーム3人ずつ6人の晴眼者がチームに混じったのですが、竹内順君(ホームラン)以外はちゃんとしたヒットが打てませんでした。(ばらしちゃってごめんなさい。)

アイシェードをしていたわけではなく、ちゃんと見ていたので、皆バットには当たるのですが、ピッチャーの投げる球が速い!振り遅れているのか、振り負けているのか、今ひとつ当りがのびません。

また、弱視選手の守備の動きがよく、さっと取ってファーストに送球、アウトになってしまうのです。 なかなか奥が深いスポーツです。ご参考までに、全日本グランドソフトボール連盟のホームページを載せておきます。(桑原)


目をつむった時に、人は視覚を失いますが、その分聴覚や嗅覚を初め、その他普段の生活の中では失われつつある感覚までもが研ぎ澄まされてくると聞いた事があります。私達は、この「五感」という感覚が正常に機能する事を「天恵」とは思わず、あまりにあたりまえの事として受け止めて、日々安穏と過ごしすぎているのではないでしょうか?

このグランドソフトボールに参加している選手の皆さんは、本当に活き活きとしてみえました。それは、彼らが自分のおかれた境遇に屈する事なく、むしろ果敢に挑戦して、その向こうに自分達にとっての「夢」を、明確に己の「心眼」で見据えているからに他ならないのだと思います。

「百年かけてでもこのグランドソフトボールをパラリンピックの競技にしたい。」 この大きな夢を語って聞かせてくれた選手は、我々に忘れかけていたなにかを教えてくれました。そして「僕達の夢をかなえるのを手伝ってくれてありがとう。」と語ってくれた別の選手の言葉は、順さんの胸の中に、「ボランティア」という活動の真の意味=人の喜びの助けに自分が役立てる事で、それがより大きな自分の喜びとなるという事を刻みつけてくれたのではないかと思います。

「目に見えない物をみて、耳に聞こえない音を聴く」ある著名な音楽家の言葉ですが、私も、今もう一度自分の「心の五感」を研ぎ澄ませる努力をしないといけないな…と、そんな事をこれらの「声」を通じてあらためて感じました。

今から来年の夏が楽しみですね。選手とボランティアの皆さん、またルイビルでお会いできる機会を楽しみにしています。(伊藤/編)

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